

自分の知識がお客様の信頼に繋がったとき、言葉にできないほどの達成感が沸き上がってきます。
Q.山口トヨタを選んだ理由を教えてください。
A.お恥ずかしい話なのですが、当時大学生活を楽しみ過ぎてしまい、単位が取れなかったので就職活動も出遅れてしまって。地元で就職先を探していたところ、就職セミナーで山口トヨタを見つけて、「あ、地元の会社だ!」と何の気なしに応募しました。
Q.え?車に興味はなかったんですか?
A.全くありませんでした。「この車、何?」と聞かれても全然分からなかったですし。
Q.車についても営業についても興味ゼロからのスタートだったんですね。
A.はい。でも、次第に車が好きになって、研修も勉強もまったく苦ではありませんでした。
Q.どのタイミングで好きになられたのですか?
A.入社2年目に、自分の車をカスタムすることに夢中になり始めて。カスタムの方法や法律についてなど当時の整備担当の先輩社員に教えていただいたり、実際に一緒に車を触ったりしていくうちにどんどん好きになっていきました。その先輩は定年退職されましたが、師匠のような存在です。
Q.でも仕事は整備じゃなくて営業ですよね?
A.はい(笑)。でも、この知識が営業職に役に立っています。お客様からの車についての細かいご質問にも即座にお答えすることができますし、整備関係のことでも可能なものは僕が実際に対応します。
Q.すごいですね。そういう営業さんは珍しいのでは?
A.そうかもしれません。元々、私は何でも自分一人で完結させたい性格で、そのためには知識が必要。分からないことは事前に専門分野の社員に聞いて、自分の中にしっかり落とし込んでおく。そうすればお客様に責任を持って全て説明でき、お客様は納得され、信頼に繋がります。このサイクルが上手くいったときに、自分の中で言葉にできないくらいの達成感が沸き上がってきます。

私はやみくもに「車、買ってください」という営業はしません。
Q.この仕事をやっていて良かったって思う瞬間ですね。でもどうしてそのような思考になったのですか?
A.私はお客様に「少々、お待ちください」とか「担当じゃないからわからない」と言いたくはありません。なぜなら、お客様は“今”お困りだから。できることなら私のところで全て解決してあげたいです。
Q.もはや営業というより、車のなんでも屋さんみたいですね?
A.私はそれが営業スタッフの仕事だと思っています。そのお客様にとっては私が窓口。私を頼ってお問合せしてくださっているので、「車のことで分からないことがあれば何でも聞いてください」というスタンスでいたい。それに、専門ではないことも、学ぶことでその知識が得られ、自分のステータスになりますから。
Q.できることが増える、ということですね。最初は何の気なしに就職されたということでしたが、天職なのでは。
A.どうでしょうか(笑)。でも車は楽しいです。のめり込んじゃっていますね。
Q.自動車のディーラーさんは部門がきっちり分けられている印象でしたが、その働き方ができることも大きいですね。
A.山口トヨタは『お客様の立場で物事を行いなさい』というスタンス。だから私はやみくもに「車、買ってください」という販売目的だけの営業はしません。お客様から求められることにスピード感を持って対応したい。もちろん、毎月、コンスタントに車を売るということが求められているのも分かっていますが。
Q.でも、そのお客様が後に「大橋さんから車を買いたい」と仰ってくださる未来が想像できます。
A.嬉しいことに、すでにそう仰ってくださるお客様はいらっしゃいます。ありがたいです。自分のこのスタンスが知らず知らずのうちに種まきになっていたらいいなとは思います。
Q.では最後に未来の後輩たちへメッセージを。
A.山口県での暮らしに車は必需品です。そう考えれば、「車のような高額商品を扱わなければならない営業は大変なのでは?」という不安に対しては「思ったよりも大変ではない」と伝えたいですね。また、「営業職はコミュニケーション能力が必要なのでは?」という問いに対しては「身に付くから大丈夫」という言葉を送りたいです。